みい先生
保育所等訪問支援事業
児童発達支援管理責任者
保育士
子どもの成長を、いちばん近くで見守れる場所
まず、お名前と呼ばれ方について教えてください。
「えぐち みさき」です。
子どもたちには「みい先生」と呼ばれています。名字や正式な名前よりも呼びやすいみたいで、自然とその呼び名が定着しました。
この仕事に就いたきっかけは何でしたか?
もともと20年間保育士として働いていて、その後は外の仕事も経験していました。
職探しをしていたとき、キッズエールのオープニングスタッフ募集を見つけて応募したのがきっかけです。
面接では履歴書を見る時間よりも雑談している時間が長く、社長と1時間半ほど、野球の話などですごく盛り上がってしまいました。
「この人と一緒に働きたい」と素直に思えたことが、ここに来た一番の理由です。
少人数だからこそできる、深い関わり
保育士時代と比べて、今の仕事はどんな違いがありますか?
保育士時代は100〜200人規模の園で働いていて、一度にたくさんの子どもたちを見る必要がありました。
発達に課題のある子にも関わっていましたが、どうしても一人ひとりにじっくり向き合う時間は限られていました。
でもキッズエールでは少人数なので、気になるサインをすぐにキャッチでき、寄り添った支援ができます。
「その子のペース」に合わせた支援ができるのは本当に大きな違いです。
子どもの“卒業”はどんな基準で決めていますか?
子ども自身の成長や気持ちを最優先にしています。
小学校に入ると「外で遊びたい」「サッカー教室に行きたい」という気持ちが強くなります。
そんなときは、その子の新しい一歩を支えるために卒業を提案します。
小さな子たちと一緒にいると甘えが強くなることもあるので、その子らしく成長できる環境へ送り出すことが大切だと思っています。
訪問支援で見える“リアル”を、日々の療育に還元する
訪問支援では、どのように関わっているのですか?
保育所等訪問支援として、園や学校へ直接出向いています。
1日に3〜4件回り、授業や給食の時間に一緒に入ることもあります。
クラスの中でどんな姿を見せているのか、どんな困りごとが起きているのかを把握することで、キッズエールでの支援につなげています。
現場の先生方や保護者さんにもとても喜ばれています。
根っこを育てる。花が咲くその日まで一緒に見守る
今後、キッズエールをどんな場所にしていきたいですか?
障がいの有無に関わらず預かれる保育園をつくるのが夢です。
その場で療育にもつなげられて、必要があれば訪問支援にも連携できる。
そんな“全部が繋がる場所”がつくれたら最高です。
小さな頃から就労期まで、環境が変わっても安心して帰ってこられる場所。
それが私の目指す未来です。
最後に、これから働くかもしれない方へメッセージをお願いします。
発達に課題がある子どもたちは、頑張っても成果が見えにくい時期があります。
でも「できない」と決めつけるのではなく「今は根っこを育てている時期」だと捉えてほしいです。
長い目で、子どものペースに寄り添える方と一緒に働きたいと思っています。
子どもたちが自分の力で生きていける未来を、一緒につくっていきましょう。